妊娠出産

子宮頚管を紐で縛って早産を食い止める!子宮頚管縫縮術の体験記録

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こんにちは。2023年に双子を出産し現在育児に奮闘しております。妊娠中に体験した子宮頚管縫縮術について、手術前に不安に思ったことを思い出して、実際どうだったのかをお話します。

子宮頚管縫縮術とは

子宮頸管(子宮の入り口)を糸で縫い縮めるもの。(早産のリスクを減らすことが目的)

妊娠前に友人のお母さんから

困る女性
困る女性

妊娠中に子宮をひもで縛って寝たきりだったよ~

と聞いて、なにそれ!?と思ったことがありましたが、まさか自分がこの手術をすることになるとは…

まずは手術が決まった時に私自身不安に思ったり知りたかったことを簡単にまとめました。詳細は総まとめの下に書いてますのでお時間のある時に読んでもらえたらうれしいです。

気になる点 総まとめ!!

硬膜外麻酔の痛み

①皮膚皮下浸潤麻酔(細い針)→普通の注射と同じくらい 普通

②硬膜外針(太い針)→①の注射が効いているため、針を刺す痛みはほぼなかったです。ただ、神経に触る感じの嫌なぞわぞわ感がありました。なので、痛みとしては大したことなかったです。

手術の痛み

硬膜外麻酔がばっちり効いていた為全く痛くありませんでした。

術後の痛み

麻酔の影響で術後2時間程度は吐き気とだるさあり。(※でも吐きませんでした)子宮の痛みは生理痛のような鈍痛がありましたが、強い痛みではないです。

手術の効果

医学的に絶対的根拠はないそうですが、私の場合は縛った効果てきめんでした!

  • 25週で手術をし、その後35週まで耐えることができた。
  • 一時的に緩んだ子宮頚管が閉じた
  • 子宮頚管が閉じてきたことで、一時退院ができた。(最初は産むまで入院かもと言われました)

抜糸の痛み

私の場合、出産が帝王切開でその際に抜糸という流れだったので麻酔が効いていて痛みはなし。ただ、糸が一部体内に残ってしまうというハプニングがありました。

ここから詳細です

妊娠6ヶ月(22週)で切迫早産認定

妊娠6カ月(22週)の妊婦健診で急遽「子宮頚管が緩んできている」と言われました。

ピッタリ閉じていなければならない子宮頚管が半分ほど緩み、羊水がそちらに流れてる感じでした。2週間前の検診では子宮頚管はピッタリ閉じていて、長さも52㎜あったのにその日の検診では27㎜くらいまで短くなってしまっていました。(一般的には35~40㎜らしいです)

BEFORE 52.6mm
AFTER 27mm

当時は東京にいて、8カ月のタイミングで実家(飛行機の距離)に里帰りしようと計画していたのですが、先生から

困る男性
困る男性

今日にでも入院させたい、里帰りするなら一週間以内に帰らないと飛行機に乗せられなくなる

と強めに言われ、予定よりだいぶ早く里帰りすることになりました。

※ちなみに私はここから出産まで約3ヶ月間横になって絶対安静と言われ、暇地獄を味わいます。

この時先生からお腹張ってないの?と聞かれましたが、特にそういった認識はありませんでした。

緩んだ原因として、子宮頚管無力症なのか、双子でお腹に負担がかかっていたからなのかは不明です。

子宮頚管縫縮術が確定

早速実家に帰り、NICUがある地元の総合病院に転院しました。

子宮の緩みを確認してもらうと、その日のうちに即入院・翌日手術という流れになりました。

私としても、まだ妊娠6ヶ月でまだまだお腹にいてほしかったので早く手術してもらうのはありがたかったです。麻酔ありの手術だと聞いたので、特に怖くもありませんでした。

先生から手術の説明を受けたとき、

男性
男性

これで絶対に早産を防止できるという保証はないが、やらないよりやっておいた方がいい。うまくいけば緩んだ子宮頚管が元に戻るかも

と言われ迷わず手術に同意しました。

手術の流れ

  1.  前日に下の毛を剃る(自分ではもうお腹が大きくてできないので助産師さんがやってくれました。)
  2.  当日10:00 点滴用にルート注射(現段階では水分補給の点滴・手術前になると抗生剤の点滴・術後は張り止めの点滴に変わりました)
  3.  血栓防止の着圧靴下をはかせてもらう(術後動けなくなるから)
  4.  15:00 手術スタート
  5.  16:30 病室に戻ってくる
  6.  17:30 麻酔が切れる
  7.  張り止めの点滴が始まる

硬膜外麻酔について。すべて背中に注射を打つのですが、先に注射の痛みを和らげる麻酔もしてくれるので痛みはたいしてなかったです。

ただ、硬膜外麻酔は独特な感覚でした。神経に来る重い違和感(歯医者の治療に似たものを感じました)があって、多分無意識に足がぴくっと動いたと思います。

麻酔後すぐに下腹部あたりから下の感覚がきれいになくなりました!

中には引っ張られてる感覚だけ分かったと体験談で仰っている方もいますが、私はその感覚すらなくて、

喜ぶ女性
喜ぶ女性

何も触られていないのになぜか診察台が動いてる~

という感じでした。

手術中は看護師さんがずっと手を握って会話してくださって手術はあっという間に終了していました。

今回の手術は私にとっては出産の予行演習といった感じで(帝王切開にすると決めていた)

喜ぶ女性
喜ぶ女性

これなら出産もいけるな!

と確信するくらい余裕ある手術でした。

それにしても子宮口を縛ることができるなんてすごいですよね(笑)

抜糸について

帝王切開手術の時、その紐も切って取り出してくれました。ただ、私の場合うまく紐が取り切れずに一部体の中に残ったようでした。

医師からは

困る男性
困る男性

日常生活には紐が残っていても何ら問題はないけど、次回妊娠するときに支障があるかもしれない・・

と言われましたが、私は3人目は全く考えていなかったのでそこは気になりませんでした。

そのうち自然に出てくる可能性もあるといわれていて、実際出産して退院後1週間経過後の検診で内診中に

男性
男性

あれ、紐見えたかも。取っちゃうね!

と普通に引っ張って取ってました。一瞬チクっとしましたが、急なことで認識が追い付いてなくて苦痛ではなかったです。(え、今のでとれたの?てかそんなすぐ届くところなんだという感想です。)

Q & A

どんな紐で縛るの?

弾力性のある、横広のかんぴょうみたいな紐でした。

食事は?

手術当日は何も食べられませんでしたが、翌日の朝食から頂けました。

一番つらかったことは?

手術自体ではなく、その後の張り止めの点滴がとてもつらかったです。副作用で動悸と手の震えがありました。ほかに、点滴を刺している部分がとても痛くなってしまい、何回か刺し直してもらいました。

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